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再発見!vol.27 小名浜鎮守 諏訪神社
港町・小名浜。その街中に佇む〈諏訪神社〉は、古来より近隣住民および水産・農業従事者の信仰の対象となってきた。創建は1201年(建仁元年)。長野県にある諏訪大社より分霊を勧請し、現在の岡小名宮ノ作に建てられ、その後、1385年(至徳二年)に現在の場所へと遷座されることとなる。
遷座の背景には、当時、産業として急成長した水産業の影響があるのでは、と考えられている。漁業や海産物製造業など、農業よりも収益が上がる産業として成長した、当時の水産業。その事業に成功し、財を成した時の有力者が、行き来の不便な山中よりも往来のしやすい現在の場所へと移したのではないかと推察されている。
江戸時代には、幕府直轄の天領となっていた現在の小名浜地区。〈諏訪神社〉は、小名の浜の近辺にあった、米野村・中島村・中町村・岡小名村の村民達の信仰の対象となっていた。主な産業として、米野村は水産業・港湾事業、中島村は商業、中町村は半農半漁業、岡小名村は農業が、それぞれ盛んであったという。
現在、毎年5月2日~3日に行われる「神輿渡御祭」は、元々大漁を祈願する水産業の祭りであり、神輿の担ぎ手は、戦後まで水産関係者だけとされていた。また、9月の第一日曜日に行われる「夏祭(ささら祭)」は、台風よけを祈る”農業の祭り“であり、現在でも岡小名村地区の住民が実施しているのだという。
もう一つ、〈諏訪神社〉を語る上で欠かせないのが”青鳥居“。いつから青い鳥居が設けられたかは定かではないが、水産業に従事する住民達が安全と大漁を祈願し、海の色を模した鳥居を奉納したのではないだろうか。
「諏訪神社」を囲むように群生しているケヤキは、いわき市の保存樹林に指定されている。
街中にあり、かつ約3,000・もの広さの指定保存樹林は、市内最大級とのこと。
船乗り達が長年愛用し、役目を果たしたいかりの数々。
命と船を守ってくれたいかりに感謝し、それらをこの「いかり塚」に奉納しているそう。
小名浜鎮守 諏訪神社(おなはまちんじゅ すわじんじゃ)
住所:福島県いわき市小名浜諏訪町23の1
電話番号:0246-92-2656
福島県いわき市小名浜諏訪町23-1
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